より充実した家庭菜園ライフを過ごすためには家庭菜園に関する情報が必要です。
- どうやって調べればいいかわからない
- 新聞やネット記事をじっくり読んでる時間が無い
- 家庭菜園に関することだけ調べるのは手間がかかる
という悩みがある方、いらっしゃるのではないでしょうか。
家庭菜園歴3年、ブログ、Twitterで家庭菜園情報を発信中の筆者がチョイスしたニュース5選を紹介します。
ニュース①:物価高騰対策 肥料で一層の措置急げ
1つ目のニュースは2022年4月29日の日本農業新聞から「物価高騰対策 肥料で一層の措置急げ」です。
物価高騰の波が家庭菜園にまで押し寄せてきた、という話題です。
この記事では、政府が昨今の物価高への緊急対策を下記の通りまとめたと書かれています。
いずれも日本の農業を支援するための取り組みです。
家庭菜園に大きな影響があるのは3点目の「肥料について輸入元の多角化支援」。
記事には続けて次のように書かれています。
今後、大きな課題になるとみられるのが肥料だ。中国が肥料原料の国内供給を優先する方針に転じる中、JA全農は秋肥の確保へ、モロッコから代替原料の調達を進めるなどしているが、輸送距離が従来よりも延び経費も増える。今回の緊急対策では100億円を充て、こうした掛かり増し経費を支援する。
出典:日本農業新聞 2022年4月29日「物価高騰対策 肥料で一層の措置急げ」より
つまり、これまで肥料の主な輸入先だった中国では自国内で肥料を使うことを優先。
それを受けて日本は輸入先をモロッコに変えたが中国よりも遠いので、その分、輸送にかかる経費が増加。
経費が増えた分を政府が100億円で支援します、という内容です。
ただ「支援」するということなので、肥料価格が値上がりしないとは言い切れません。
全農のコメントが次の通り紹介されています。
一方、5月末に決まる秋肥価格は「値上げは避けられない状況」(全農)だ。
出典:日本農業新聞 2022年4月29日「物価高騰対策 肥料で一層の措置急げ」より
値上げするんですね。
輸入先の変更もさることながら、急激な円安もあり輸入肥料の値上げは「避けられない状況」なのでしょう。
肥料の値上げは家庭菜園者の財布を直撃します。
覚悟しておくべきでしょう。
もしかすると少量でも効果がある肥料や自分で肥料を作れるキットのような商品が今後、流行するかもしれませんね。
ニュース②:第2回 トマト人気投票 あなたのお気に入りのトマトは!!
2つ目のニュースは2022年4月5日の農業協同組合新聞から「トマト苗の人気ナンバー1は?「第2回コメリトマト人気投票」開催 コメリ」です。
ホームセンターのコメリがトマトの人気投票を開催するよ、というニュースです。
イベントの内容を下記にまとめました。
ホームセンターや種苗メーカーも宣伝のため、色々なイベントをやっているのですね。
注意事項としては、投票できるのはコメリカードまたはアクアカード会員限定だそうです。
既に会員の方は、2,000ポイント狙いで投票してみるのもよさそうですね。
尚、第1回(2021年度)のランキング上記は下記の通りです。
- 第1位 サカタのタネ ミニトマト苗アイコ
- 第2位 カゴメ 超やわらかミニトマト あまぷる
- 第3位 カゴメ 甘くてたくさんミニトマト こあまくん
第1回は部門(サイズ)を分けない方式だったようです。
トマトは家庭菜園でも常に人気の野菜です。
エントリーされている品種は聞いたことのないものもあり、どんな品種があるのか知るだけでも面白いと思います。
トマト好きのかたはイベント内容をチェックしてみてはいかがでしょうか。
◆公式ホームページ
第2回トマト人気投票 あなたのお気に入りのトマトは! -ホームセンター通販サイト・コメリドットコム (komeri.com)
ニュース③:プロ農家に相談できる家庭菜園者向け「アグティーLite」サービス開始
3つ目のニュースは2021年12月10日の農業協同組合新聞から「プロ農家に相談できる家庭菜園者向け「アグティーLite」サービス開始」です。
アグティーLiteとはプロ農家にLINEを使って家庭菜園の悩みを相談できるサービスです。
「農業の課題を0にする」をビジネスミッションに掲げたスタートアップ「井上寅雄農園(長野県佐久市)」が提供しています。
この記事ではサービスの特徴を下記の通り紹介しています。
料金体系は下記の通りです。
- 月1回のLINE相談ができる無料のお試しプラン
- 初心者をフルサポートするLINE相談が無制限の3か月プラン(2,980円/月)
- 月額プラン(3,900円/月)
家庭菜園を始めた頃は何から手をつけたらよいかわからないことが多く、また土や野菜の状態も見極めが難しいです。
そんな時にプロ農家に相談できるサービスがあるのはありがたいですね。
お試しプランが無料で利用できる他、月単位の契約も可能なので必要な時期だけ利用してみてもよいのではないでしょうか。
ニュース④:援農ボランティア 都市農業の“支え手”に
4つ目のニュースは2022年5月11日の日本農業新聞から「援農ボランティア 都市農業の“支え手”に」です。
援農ボランティアとは次の通りです。
援農ボランティアは、後継者不足や高齢化による人手不足に悩む農業者と農業をサポートしたい消費者を結ぶ事業です。
出典:静岡市 援農ボランティア事業より
人手不足に悩む農家さんと農業をサポートしたい人のマッチング、という内容ですが支援内容はこれだけに留まりません。
援農ボランティアの育成として、JAが農作業講座を開き基礎的な知識を学べる場を提供しています。
ボランティアなので無報酬ですが援農する側にとっては農家さんと交流ができ、農作業や栽培のノウハウを得られる貴重な機会、というわけです。
農作業の基本を学び、実際に農家さんと一緒に作業しながら経験を積める。
これだけで最低限の家庭菜園スキルが身に付きそうです。
興味のある方は、お近くのJAに問い合わせるかホームページをチェックしてみてください。
ニュース⑤:お手伝いしながら旅をする「おてつたび」に注目 地域の魅力体感
5つ目のニュースは2022年4月16日の毎日新聞から「お手伝いしながら旅をする「おてつたび」に注目 地域の魅力体感」です。
援農ボランティアが地域の農家さんのお手伝いなら、こちらは「お手伝い」+「旅」というコンセプトです。
株式会社おてつたびが運営する地域の季節的、短期的な人手不足をキッカケに関係人口(地域のファン)を創出するマッチングサイト、それが「おてつたび」です。
記事には次のように表現されています。
旅をしながら人手が足りない地方で一定期間働き、お金も稼ぐサービス。
出典:毎日新聞 2022年4月16日「お手伝いしながら旅をする「おてつたび」に注目 地域の魅力体感」より
お手伝いのジャンルは、農業、漁業、酒造、宿泊事業、キャンプ場など多様な選択肢があるようです。
旅先も全国47都道府県まで拡大しているとのこと。
具体的な仕組みは下記の通りです。
交通費は自分持ちですが、お手伝い分の報酬があり、寝床・食事も受け入れ側が提供する仕組みです。
自分の興味ある分野や行きたい地方を選んで働きながら旅ができる、人によっては魅力的に感じるのではないでしょうか。
公式ホームページでは本サービスのこだわりを次のように紹介しています。
家庭菜園で「育てたいな」と考えている野菜について、その野菜の特産地に「おてつたび」を使って栽培ノウハウを習得しにいく。
さらに農家さんとお友達になる(おてつだび終了後も情報交換ができる)、このように活用できると理想です。
全国各地で栽培方法も様々ですので、いろいろな地域を巡ってみるのも楽しそうですね。
まとめ
今回の記事では家庭菜園に関するニュース5選を紹介しました。
コロナ禍で家庭菜園を始める人が増えたと言われており、家庭菜園者向けのサービスも世に出てきているように感じます。
便利なサービスが今後増えていくといいですね。
野菜の栽培方法はWebでも手軽に調べられるようになりましたが、家庭菜園目線で見ていくとまだまだ役に立つ情報があります。
今回紹介したニュースが皆様の役に立つよう願っております。
家庭菜園ライフを楽しんでいきましょう!それでは!
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