たくさんソラマメを収穫するには、どうしたらいいの?
こんな疑問にお答えします。
家庭菜園歴3年、ブログ、Twitterで家庭菜園情報を発信中の筆者が自身の畑で育てたソラマメについて紹介します。
今シーズンの収穫結果
今シーズンは合計1.5㎏ほどのソラマメが収穫できました。
1回の収穫で上の写真のような量。
これが3回ほど。
焼きソラマメ以外の調理法にしないと食べ飽きてしまう量です。
4株育てたので、1株あたり300g~400g収穫できた計算ですね。
さて、そんな収穫量を誇ったソラマメ。
種蒔き~収穫まで一連の作業をまとめると次の通りです。
週 | 日付 | 作業内容 |
---|---|---|
ー | 10月下旬 | 土作り |
0週目 | 11月13日 | 種蒔き・マルチ・トンネル |
17週目 | 3月13日 | 害虫駆除 |
20週目 | 4月2日 | 追肥 |
22週目 | 4月16日 | 支柱立て |
27週目 | 5月22日 | 初収穫 |
31週目 | 6月19日 | 終了・撤去 |
作業手順は「サカタのタネ 園芸通信」より「ソラマメの育て方・栽培方法」を参考にさせて頂きました。
こちらのサイトはイラスト入りで大変分かりやすく説明されていますのでおススメです。
それでは、各作業とソラマメの状況を詳しく紹介していきます。
収穫までの道のり
品種
今回栽培した品種は「お多福そら豆」です。
由来は下記の通り。
マメが大きく、お多福の面のような形をしていることから。
出典:第一三共株式会社「e食材辞典」より
土作り
◆10月下旬◆
土作りは種蒔きの3~4週前から始めました。
筆者が野菜を育てる場合、
「石灰→(2週間)→堆肥→(2週間)→種蒔き」
という進め方が基本形です。
今回も基本形通りで進めました。
石灰は苦土石灰、堆肥は完熟の牛糞堆肥を使用しました。
いずれもホームセンターやネットショップで購入できます。
種蒔き・マルチ・トンネル
◆0週目:11月14日◆
まずは畝を整えました。
幅60cm、高さ10cm、おおよそ、です。
続けてマルチ張り。
黒マルチを使いました。
そしてメインの種蒔きは下記の通り。
- 1列
- 株間隔は40㎝
- 空き缶の底サイズの穴を空ける
- 1穴に種を2粒、土に押し込む
- 頭が少し見える程度
終わったら水をやります。
最後にトンネルをかけて完成です。
冬の間は何もない
冬の期間は特に作業がありません。
成長の様子をお楽しみください。
発芽は2週目~3週目ごろ。
皮を突き破って芽が出る様は生命力を感じさせます。
草丈が伸びると共に、下から葉がどんどん生えてきています。
ボリューム感が出てきましたね。
害虫駆除
◆17週目:3月13日◆
3月に入り空気の緩みを感じていた頃。
順調に育っているソラマメを見て違和感が。
アブラムシが発生!
遂にきました。
ソラマメの大敵と言われるアブラムシが。
3か所に群生していたので、葉ごと切り取って駆除しました。
しかし彼らはこれくらいではヘコたれません。
翌週も再び出現しました。
葉ごと切り取っていたら、そのうち無くなってしまうと不安がっていた矢先。
アブラムシを食べることで有名なテントウムシを発見。
テントウムシの成虫は1日にアブラムシを約100匹、食べられるそうです。
テントウムシの幼虫でも約20匹。
この時ほどテントウムシを頼もしく思ったことはありません。
人(虫)任せが好きな筆者は、後のことはテントウムシに任せて畑を立ち去りました。
尚、フォロワーさんから教えて頂いたアブラムシ駆除方法を2つ紹介します。
- セロハンテープの粘着部分で除去
- 牛乳を噴霧(牛乳膜で身動きとれなくなる)
アブラムシ対策にお悩みの方は試してみてはいかがでしょうか。
追肥
◆20週目:4月2日◆
アブラムシとの争いを経て4月に入りました。
これまで緑一色だったソラマメから白い花が咲き始めました。
癒されます。
この花が咲いた頃、追肥のタイミングということです。
株元に追肥しました。
支柱立て
◆22週目:4月16日◆
草丈も伸び枝数もどんどん増えてきました。
大きくなる時は急に成長しますね。
倒伏防止のため、四隅に支柱を立て紐で周囲を囲ました。
初収穫
◆27週目:5月22日◆
茎や葉が成長するのはいいですが、肝心のマメは?
と思っていたら、ちゃんとできてました。
ソラマメの由来通り、空に向かって育っています。
熟すと下に垂れてきて、収穫のタイミング。
初収穫は20サヤ程、収穫できました。
5月下旬~6月上旬の約3週間にかけて、毎週20~40サヤが収穫できました。
収穫したソラマメは焼いてビールのツマミにする等、大いに楽しみました。
終了・撤去
◆31週目:6月19日◆
6月中旬、サヤの育ちが遅くなってきたと思っていたら、豪快に横倒しになってました。
これを機に栽培終了です。
株を引っこ抜いた様子が下の写真。
枝も太いし根もびっしりと生えてますね。
最初のマメから、こんな立派に成長したかと思うと感慨深いものがあります。
栽培できた手応えを感じつつ撤去しました。
まとめ
今回の記事では筆者が育てたソラマメについて下記3点を紹介しました。
同じ時期に種を蒔いたサヤエンドウと同様、約30週(7か月)にわたる長期間の栽培となりました。
結果は豊作でしたが、反省点もちらほら。
次回の改善点は下記の通りです。
- アブラムシ対策を行う(防虫銀テープを使用予定)
- アブラムシ発生時、葉は切り取らない
- 整枝する
なんだかアブラムシ対策ばかりになってしまいましたね。
Google検索でも毎年4月~6月にアブラムシがよく検索されています(下グラフ参照)。
それだけアブラムシ対策にお悩みの方が多いのでしょう。
中には思い切って施肥を止める、といった方法もあるようです。
アブラムシに悩まされるソラマメですが、やはり収穫した時の喜びはひとしおです。
鮮やかな緑色のサヤ、ツヤツヤしたマメを想像すると早く種蒔きしたくなりますね笑
栽培したことがある人も、ない人も本記事を読んで次のシーズンに作ってみよう!と行動して頂けると大変嬉しいです。
一緒に美味しい野菜を育てましょう!それでは
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