より家庭菜園を楽しむために役立つニュースを紹介します。
今回の記事は以下のような人に向けた記事です。
- 新聞を読む時間が無い
- ネット記事を読む時間が無い
- 家庭菜園の事だけ調べるのは手間
家庭菜園に関するイベント、商品、社会情勢など家庭菜園者に刺さるニュース5選を紹介します。
筆者のプロフィールは下記の通り。
それでは本題です。
ニュース①:秋肥大幅値上げ 高度化成55%高
1つ目のニュースは2022年6月1日の日本農業新聞から「[高騰ショック]秋肥大幅値上げ 高度化成55%高 原料高騰で全農」です。
最近、日本農業界を沸かせている肥料値上げの話題。
全農は、窒素・リン酸・カリの成分15-15-15の高度化成肥料について、前期比55%値上げすると発表しました。
家庭菜園で使用頻度が高い、成分8-8-8の普通化成肥料も値上げは免れない状況ではないでしょうか。
この記事では、肥料の値上げ要因について下記のように書かれています。
穀物高騰で世界的に肥料需要が高まる一方、ロシアのウクライナ侵攻などで需給が逼迫(ひっぱく)、原料の国際市況が軒並み史上最高値まで上昇していることが要因。円安なども影響した。
出典:日本農業新聞 2022年6
月1日「[高騰ショック]秋肥大幅値上げ 高度化成55%高 原料高騰で全農」より
情報を加えてまとめると値上げ要因は下記のようになります。
1つずつ解説していきます。
新型コロナウイルス感染拡大
2020年から新型コロナウイルス感染拡大により、サプライチェーンが圧迫。
農産物が市場に出回りにくくなったことから、消費者が食料の備蓄に走るようになりました。
その結果、穀物の価格が高騰し引きずられる形で肥料価格が上昇しました。
ロシアのウクライナ侵攻
尿素肥料や塩化カリはロシアやベラルーシが主要産出国となっています。
これがロシアのウクライナ侵攻を受けた各国の経済制裁により、買い控えの動きが広がり価格高騰につながりました。
また、中国が食料自給率を高めていることから肥料を自国内で優先して使うようになったことも、肥料の価格高騰の一因のようです。
円安
こちらも最近大きな話題となっている円安に関してです。
ドル円相場を見ると、ここ1年で1ドル110円から135円付近まで円安が進んでいます。
約23%の変動率です。
円安になると輸入品の価格が上昇しますから、国内販売価格にも転嫁せざるを得ない状況なのでしょう。
ニュース②:タマネギの小売価格の高値水準続く 平年の2.1倍
ニュース2つ目は2022年6月8日の農業協同組合新聞から「タマネギの小売価格の高値水準続く 先週から横ばいで平年の2.1倍」です。
春先から連日、ニュースに取り上げられていたタマネギの価格高騰の話題です。
最新の食品価格調査結果によるとタマネギの小売価格は平年の2.1倍となっており、まだまだ高値水準が続いています。
価格高騰の要因は次の通りです。
5月以降は代表的産地の佐賀県や兵庫県産の出荷量が増えてきたことから、価格は落ち着いてきている模様。
しかし市場関係者によると、価格が平年並みに落ち着くのは今年の北海道産が出回る夏頃になる見通しとのこと。
タマネギが思いのほか多く収穫できた方は、知り合いにお裾分けすると夏までは特に喜ばれること間違いないでしょう。
ニュース③:「ヤンマーアグリジャパンオンラインEXPO 2022 SUMMER」開催
3つ目のニュース。2022年6月7日の農業協同組合新聞から「「オンラインEXPO 2022 SUMMER」を期間限定で公開 ヤンマーアグリ」です。
皆さんが戦々恐々とする値上げのニュースではありません。
ご安心ください笑
「ヤン坊マー坊天気予報」で有名なヤンマーの関連会社「ヤンマーアグリジャパン株式会社」がオンライン展示会を開催しています。
>>【ヤンマーアグリジャパンオンラインEXPO 2022 SUMMER】へ移動
こちらの展示会、オンラインだけあって、いつでも・どこでも・誰でも参加できます。
展示会ではトラクターやコンバイン、田植え機等の大型農機が存在感を出してます。
一方で、ミニ耕運機、草刈り機、ドローンなど家庭菜園でも使用できる農機も展示されており、一見の価値があると思います。
プロモーションの動画公開やオンラインセミナーの開催も予定されているとのこと。
購入しないまでも、ヤンマーの技術力に触れてみるのは良い経験になるのではないでしょうか。
開催期間は2022年6月1日から9月15日まで。
>>【ヤンマーアグリジャパンオンラインEXPO 2022 SUMMER】へ移動
ニュース④:サスティナブルなブランドを目指す「UETE(ウエテ)」
4つ目のニュースは2021年10月1日のPRTIMESから「自分で育て、収穫して食べる楽しさを。サスティナブルなブランドを目指す「UETE(ウエテ)」家庭菜園をもっと心地の良い、遊べる菜園へ」です。
老舗のタキイ種苗がEC特化型ブランド「UETE(ウエテ)」を立ち上げました。
UETEのコンセプトは「心地のよい、遊べる空間」。
UETEの特徴は次の通り。
まとめると「初心者向け家庭菜園セットをネット販売するよ。情報提供もするよ」というサービスのようです。
公式サイトではオクラ、エダマメ、ミニトマトなど季節に合った野菜のスターターセットが3,000円~4,500円程度で販売されています。
また、剪定バサミやスコップなど、こだわりのアイテムがラインナップ。
さらにスターターセットを使った野菜の育て方を公開しており、購入後のサポートもバッチリ。
家庭菜園を始めたいが何から始めたらよいかわからない、という方にはフィットするサービスではないでしょうか。
ニュース⑤:カブとも違う独特の食味「カーボロ・ラーパ・ミスタ」新発売
最後5つ目のニュースは2022年5月30日の農業協同組合新聞から「カブとも違う独特の食味「カーボロ・ラーパ・ミスタ」新発売 トキタ種苗」です。
聞きなれない野菜の登場です。
トキタ種苗から新発売のカーボロ・ラーパ・ミスタの紹介です(ちょっと言いづらい)。
カーボロ・ラーパ・ミスタの見た目は次の通りです。
カブのような形で、皮の色が緑色と紫色の2品種あります。
収穫時の大きさは8~10㎝。
元々はイタリアの野菜で、生を薄くスライスして作るカルパッチョや薄切りや角切りをオーブン加熱、スープなど様々な料理に使われているとのこと。
ちなみにカーボロ・ラーパとはコールラビのことで、コールラビはドイツ語、カーボロ・ラーパはイタリア語の表現。
コールラビって何?という方のために補足です。
一見ユニークな見た目をしているコールラビは、ドイツ語でコール(キャベツ)+ラビ(かぶ)という意味を持つ、キャベツの一種。地中海沿岸が原産国で、中国や台湾でも古くから食用として親しまれています。日本にも明治時代初期に伝わってきたそう。
出典:アマノ食堂 「コールラビはキャベツの仲間! 気になる栄養・味・レシピは?」より
キャベツよりも暑さ寒さに強く家庭菜園初心者の方でも育てやすいのが特徴です。
変わり種の野菜を育ててみたい方には刺さる商品かもしれません。
6月から種苗店、オンラインショップで販売開始しています。
まとめ
今回の記事では家庭菜園に役立つニュース5選を紹介しました。
肥料の値上げ、野菜の値上げなど悪いイメージのニュースは特に注目される傾向があります。
一方で、コロナ情勢を踏まえた展示会や新しい取り組みなど、人々の興味を引くニュースがあるのも事実です。
偏らず幅広い情報の中から自分に必要な情報を収集していきたいですね。
本ブログでも家庭菜園に取り組み、興味を持たれている皆さまに役立つ情報を届けていきます。
今回紹介したニュースが皆様の役に立つよう願っております。
家庭菜園ライフを楽しんでいきましょう!それでは!
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