草刈りをし掘り起こしも終わると「畑っぽくなってきたな!(^^)!」と嬉しくなるところですね。
次に行うのは土づくりです。
土(づくり)は野菜を栽培するための、基本、土台、ベース、寝床、、、なんと表現するかは自由ですが、いずれにしろ重要な作業だということです。
土づくりをやるかやらないかによって、野菜の生育に大きな影響がありますので週末の作業だけでもできるようにポイントを押さえて説明していきます。
この記事を見れば週末初心者の方でも土づくりの方法が分かり、種まきに向けた準備ができるようになります。
それでは本題いきましょう!
土づくりの流れ
土づくりの流れは下記の通りです。
- 土壌チェック(未実施の場合のみ)
- 石灰を散布
- 堆肥を撒く
掘り起こしから1週間以上放置してから1.土壌チェック&2.石灰を散布、さらに2週間放置し3.堆肥を撒くというスケジュール感になります。
土づくりから種まきまでの作業、期間は下記の通りです。
- 土壌チェック&石灰を散布
- <2週間放置>
- 堆肥を撒く
- <1週間~2週間放置>
- 種まき
トータルで1か月ほどかかりますので、種まきの1か月前から土づくりを始めるとよいでしょう。
それでは各ステップを説明していきます。
土壌チェック
1つ前の記事「【超初心者向け】初めて畑を借りたらやるべき事3選」でも発信した土壌チェックをしましょう。ただし、既に畑の酸度を確認済みの場合はこのステップはとばしてください。
◆【超初心者向け】初めて畑を借りたらやるべき事3選
https://hiruneman.com/hatake-karitara-yarukoto3sen/
石灰を散布
まず石灰を散布しましょう。
長く放置、または野菜栽培後の土壌は酸性に傾いていることが多いようです。
そして多くの野菜は弱酸性~中性付近が適しているので、酸度(単位:pH)を調整する必要があるということですね。
作りたい野菜の酸度を調べる時はJAこうかさんの記事が分かりやすいので参考にしてください。
JAこうかー野菜の好適土壌pHを把握しましょう
土壌チェックで土の酸度がわかったと思いますので調整していきましょう。
石灰には大きく3種類あります。
- [効果:強]消石灰
- [効果:中]苦土石灰
- [効果:弱]有機石灰
おススメは苦土石灰(くどせっかい)です。ここからは苦土石灰を散布する前提で説明します。
ホームセンターや園芸店で「苦土石灰」の名称で販売しているので適量を準備してください。
苦土石灰を土に蒔いていきます。粒状なのでサラサラと蒔いてくカンジです。
だいたい1㎡に対し、200gを散布するとpHが1.0上昇するものが多いようです。詳細は商品の説明を確認してください。
広さや散布量は目安なので、大きく違わなければ目分量で問題ないかなと思います(私はそんなカンジです)。
散布後はクワやスコップで土と混ぜてあげましょう。
後は2週間放置しておけば土に馴染みます。
堆肥を撒く
続いて堆肥を蒔きましょう。
堆肥は土中にいる微生物のエサとなるもので、撒くと微生物の活動が活発になり土がふかふかで元気になります。
野菜が育ちやすく病気になりにくい効果があります。
堆肥にもいくつか種類があります。
- 鶏糞堆肥(鳥の糞が主原料)
- 牛糞堆肥(牛の糞が主原料)
- バーク堆肥(樹木の皮が主原料)
- その他、生ごみ等、、、
おススメは牛糞堆肥(ぎゅうふんたいひ)です。ここからは牛糞堆肥を撒く前提で説明します。
石灰と同じくホームセンターや園芸店で販売してます。
「牛糞」なので臭いの心配をするかもしれませんが、「完熟堆肥」であればほとんど臭いませんのでご心配なく。
準備ができたら土に撒いていきます。1㎡に対して2kg~3kgあたりでよいようです。
堆肥を撒いた後は土とよく混ざるように、スコップやクワでよくすきこんであげましょう。
1~2週間程放置すれば土づくりは完成です。
昼寝マンの失敗談(その2)
私が畑を始めたばかりのトホホ…な失敗談を紹介します。読者の方は同じ轍(てつ)を踏まないようにご注意ください。
とりあえず種を蒔いた
私は初回の野菜作りにて、土づくりをせずにいきなり種を蒔いてしまいました、、、
石灰を散布せず、堆肥も畑の管理人さんから分けて頂いた物を用量も調べずパラパラッと撒いてしまいました。
その結果、ニンジンや春菊は芽が出ず、ブロッコリーは周囲の畑よりも小さく育つなど散々な目に(涙)
種を蒔いた時期がずれていたことが原因とも思いますが、他の方の畑と比べると明らかに土がボロボロな状態でした。
明らかにおかしい、と感じて色々調べてみると土づくりが必要だと知り、慌てて空いてる畝から手を付け始めました。
今ではシーズンの最初に土づくりをし、フカフカな土に近づいてきた手ごたえを感じています。
まとめ
今回は土づくりの説明でした。
土の状態によって作物の生育に大きな影響がありますので必ず行いましょう。
放置期間もあり週末だけでも十分に作業できます。
野菜を収穫し終わり、次の野菜を育てる前にも行います。野菜栽培の流れは下記の通りなので、土づくりはシーズン毎に行いましょう。
◆野菜栽培の流れ
- 土づくり
- 種まき・植え付け
- 管理(水まき、間引き、追肥、土寄せ、など)
- 収穫
- 1に戻る
継続して土づくりしていくと、土がフカフカになっていく様子が見て取れます。収穫とはまた違った手応えを感じられますので楽しくなります。
次はいよいよ「種まき」です!どんな野菜を育てるか考えるのはワクワクしますね。
家庭菜園ライフを楽しんでいきましょう!それでは!
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